大阪府断酒会オンライン一日勉強会 堺市断酒連合会編
通常の例会では参加人数や時間に厳しい制限がかかった状態が続いているので、久しぶりに会う仲間も多く会場は終始笑顔と熱気に包まれた。
令和3年1月1日(元日)第45回堺市断酒連合会新年例会互礼会が、堺市南区 国際障害者交流センター(通称ビッグアイ)において開催された。
コロナの影響で例年のように保健センターでは開催できなかったが、連合会会員家族が集まり、今年一年の断酒継続を誓い合った。
令和元年 堺市断酒連合会一日研修会
令和元年8月4日(日)堺市総合福祉会館に於いて、一日研修会を開催させていただきました。猛暑の中、医療の先生・スタッフの方を始め、
入院中の仲間、作業所の方、朋友断酒会の方、一般参加の方、そして堺市断酒連合会の会員家族を合わせ、総勢367名の参加がありました。
今回も、皆様の御協力で意味深い研修会になったと感謝しております。
来年は、残念ながら堺市総合福祉会館の改修工事と重なるため開催を見送る事になりましたが、今後とも堺市断酒連合会の行事に
御参加いただけますようお願い申し上げます。
堺市こころの健康づくり講演会、
平成31年2月9日に行われた堺市こころの健康づくり講演会、
堺市より、堺市東断酒会の児玉健太郎氏に感謝状が贈られました。
第31回大阪アメシスト一日研修会
2月10日(日)堺市総合福祉会館に於いて、「第31回」大阪アメシスト一日研修会」が開催された。当日は極寒の中、全国各地よりアメシストの方々が集まり
会場は熱気につつまれた。阪和いずみ病院の大西英周院長補佐様はご挨拶の中で「一人でも多くの女性酒会社が断酒会につながり、
そして体験談をかたり多種にわたる女性ならではの苦悩を共有されることを望む」とおっしゃられました。まだまだ専門医療にも断酒会のもつながらず
苦しんでおられる多くの女性酒害者や、そのご家族がはやく断酒会やアメシストの活動を知っていただけるよう、これからも活動を続けてまいります。
最後になりましたが、当日、準備や片付け、寒い中、道案内などのお手伝いを快く引き受けてくださった断酒会の皆さま本当にありがとうございました。
参加者総数は155名であった。
大阪アメシスト代表菊川直穂美
平成31年・第43回 新年例会互礼会
皆様、新年明けましておめでとうございます。
平成31年が始まり、堺市断酒連合会では恒例になっております
第43回 新年例会互礼会を、1月1日(祝)に開催しました。
来賓として、堺市長 竹山修身様、アルコール関連議員連盟 馬場伸幸様をはじめ、行政、医療から多数の参加があった。
また、朋友断酒会、作業所、一般参加、堺市断酒連合会の会員家族含め総勢、237名の方にご参加いただき意義深い互礼会にしていただきました事に
深く感謝申し上げます。
皆様の御健康と、断酒を志す皆様の今年一年の断酒継続をご祈念申し上げます。
断酒さかい12月号(平成29年)
大阪府アルコール関連問題啓発フォーラム
十一月十三日に大阪市の中央公会堂で開催されました。基調講演は、「酔うと化け物になる父がつらい」を描かれた漫画家の菊池真理子さんでした。
酔うと化け物になる父と暮らして〜家族が抱えている思い)というテーマで、お酒好きで、仕事は普通にこなし、連続飲酒はしない父。
家にはいつも父を慕って人が集まり、それを笑顔で世話をするお母さんの元で育った菊池さんが、酔うと化け物になる父への家族の想いを話されました。
笑顔で世話をしていお母さんが本当は色々と辛さを抱えていたこと、そしてそんなお母さんの自死がありました。
その後、お母さんのわりに、酔うと化け物になる父を支え、生きていくのですが、お酒を飲まないでということに疲れ、
自分の心に幕を下ろしてしまいます。食道がんで父を亡くしてからも、もつと自分にできることがあったのではないかという罪悪感をもち、
自分はもう、結婚して家族をつくる自信がない。漫画を描くことで、心の整理がつきっつあることや、今、父の依存症を理解できたという思いを話されました。
アルコール等依存症者支援講演会
十一月五日に総合福祉会館で開催されました。先ずこころの健康センターの遠藤医長の講義があり、その後に『知って得するお酒の話
〜家族みんなの幸せと健康のために〜』をテーマに医療法人和気会新生会病院院長の和気浩三先生が講演されました。
最後に、アルコール依存症の当事者として堺市鳳断酒会の奥中さんが体験談を発表しました。
民生委員の方の出席が多かったようです。
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アルコール健康障害基本法は、昨年末国会上程寸前に、衆議院解散総選挙で先送りされました。その後、全日本断酒連盟は各都道府県連に対して、地元選出国会議員にアルコール問題議員連盟参加を要請、地方議員・関係諸機関に『アルコール関連問題基本法推進ネット』(アル法ネット)への賛同登録の呼びかけを依頼してきました。その中で、5月11日に名古屋市にて、関係各団体の共同主催により『基本法制定を願う集い』が400名を超す参加者で開かれ、反響を呼びました。それに呼応する形で、近畿でも開催しようということになり、近畿ブロック長の仲村氏が、関西アルコール問題学会会長のひがし布施クリニック院長辻本士郎先生に呼びかけ、同学会に賛同頂きました。そして、去る6月28日に、全断連近畿ブロックの各府県代表者、学会代表の先生方と法案作成に中心的に尽力されているアル法ネット副代表の三重かすみがうらクリニック猪野亜朗先生の参加を頂き、実行委員会を大阪府断酒会事務所で開催しました。
実行委員会で決定したことは、
@次期国会会期中に上程するためには、来年と言ってはいられない。
ただ、会場確保は直ぐには困難であるので、企画中の大会に併設させてもらっての開催で行く。
そ のため、9月1日の大阪府断酒会創立47周年記念大会での併設で行く。
A時間は、制定を願う集いを12時〜14時とし、記念大会を14時15分〜16時とする。
B記念大会で予定している体験談発表6人の内3人は、時間の関係上『制定を願う集い』にて発表していただく。
C実行委員長にはN近畿ブロック長。
副委員長にT先生(ひがし布施クリニック院長)、I会長(大阪府断酒会)。
会計にM医療福祉相談室長(小谷クリニック)。
D早急に共同主催の団体の賛同を呼びかける。
以上のことが決定された。
本来の大阪府断酒会記念大会に併催で開かれる『基本法制定を願う集い』に是非とも多くの会員・家族が、いや記念大会参加の会員・家族全員が参加していただくよう呼びかけます。それは、この『基本法は、アルコール対策を変える』ものだからです。
基本法が制定されたら、アルコール問題対策がどう変わるのでしょう。
1.予算と人がつく。
2.社会啓発が進む。社会が正しく理解すると、偏見がなくなり、否認が軽減され治療につながりやすくなるし、早期治療、
社会復帰支援が強化される。
3.国、自治体、地域の責任が明確にされ、1との関係もあり、連携組織ができ、発見・治療・回復が早くなる。
(かがり火7月号4〜6ページ参照)
こうした大きな効果が期待されます。是非、この法案を国会に早期に上程して、法律として制定させるために、9月1日の『アルコール健康障害対策基本法制定を願う大阪大会』と大阪府断酒会創立47周年記念大会に参加しましょう!
集いの趣旨
不適切な飲酒による健康障害(生活習慣病、がん、外傷、認知症、うつ病、アルコール依存症など)や関連問題(自殺、DV、飲酒運転など)を減らすために、各分野で努力が続けられてきましたが、問題の根は蔓延し、深刻な社会問題となっています推計4兆円を超える社会損失も生じています。ばらばらの対応では効果が上がらないのです。総合的な対策を図り、関係機関が有機的に連携する必要があります。それを可能にするのが「アルコール健康障害対策基本法」。その制定が多くの個人、団体から求められています。(参考:アルコール基本法推進ネットワークホームページ) 今回、アルコール関連問題に関するそれぞれの立場から基本法への思いを述べ合い、制定に向けて私達は何をすればよいのか、というメッセージ交換を行います。皆さんの参加をお願い致します。
アルコール関連問題基本法推進ネットの基本法コンセプト
1.基本法は、WHOの考え方に沿って「アルコールの有害な使用の低減」をめざす。
2.最新のエビデンスを基本にした対策を行なう。
3.一次予防(発生予防)として、「教育・啓発・研修の充実」と「国によるアルコールの社会規制システムづくり」をめざす。
4.二次予防(進行予防)、三次予防(再発予防)として、省庁横断的な「総合的で連携した対策」をめざす。
5.地域における「関係機関の連携」を重視する。
6.「アルコールの有害な使用」によって被害を受けた当事者とその家族の支援対策を重視する。
2月17日にアルコール依存症対策関係者調整会議が開催されました。
こころの健康センター次長のSさん、精神保健課課長のUさん、堺連合は4名が出席しました。
自殺対策強化月間で各区役所に20枚のパネル及び懸垂幕掲楊の案内がありました。
期間は3月19日〜31日までです。自殺予防集中電話相談や街頭啓発キャンペーンも予定されています。
2月23日に大阪市港区区民センターで開催されました。講演は、医療法人和気会新生会病院のW先生(アルコール健康障害対策基本法(医療の立場)について)と大阪学院大学教授のY先生(電話相談講習会・ピアカウンセリングについて)でした。
シンポジウムは、断酒会の取組み「第二の否認を解く」を勉強致しました。何かに依存しなければ生きていけない自分を認める事で断酒の継続をしている。
第二の否認は自己改革であり、後進者の面倒を見る事の出来る断酒人が、やがて自分の成長を知る事で心の充実感を得る。全てが自分の為である事に気付くのです。。
2月11日、長原会館で大阪府下の各地域断酒会家族会の幹事会と勉強会が行われました。 午前中は、平成25年度親睦会の会計報告と行事報告があり、午後からは11月に実施された近畿ブロック断酒学校の「家族会のあり方」で講義された西川京子先生のレジメをもとに学習しました。 3時過ぎからは、各地域家族会の現状や問題点、課題などについて交流をし、家族会員の減少を食い止めるにはどうしたらよいかの活発な意見交換がなされました。 家族会に定着して頂くには、家族例会が重要であり、初参加または繋がって浅い方の前で『○年止めており良かったです。』は逆効果ではないのか、 在籍年数が長い家族が私はを主語に∴齡ヤ辛かった事を赤裸々に語れる人から語って貰うなどの様々な配慮をしながら、いつかは来て下さると根気強く待ち続けることが大切であると、 改めて確認させて頂く事ができました。
平成26年元旦に、堺市東保健センターにて新年互礼会を開催いたしました。元旦にもかかわらず、行政・医療・朋友断酒会等の沢山の方がご出席くださいました。今年一年の断酒継続邁進に改めて取組むべく、参加者全員で決意を確認しました。
『互礼会に出席すると、その年は酒が止まる』と言われ続けています。これは年始の熱い体験談がそうさせるのだと思います。
開会の挨拶を堺連合会長が務め、続き大阪府断酒会長が挨拶をしました。医療のK様、行政のS様、U様、S様から祝辞を頂戴しました。
互礼会の運営にご協力くださいました医療・行政・朋友・入院療養中の仲間・堺連合の仲間・堺市東区役所関係者の皆様のご厚情に御礼申し上げます。
参加者数は合計185名でした。
昨年の12月22日の大阪府断酒会ソフトボール近畿ブロック出場予選大会で、りんくう連合チームに勝利して、近畿大会に出場できることになりました。
4月27日に、一回戦和歌山チームと試合します。 選手一同断酒会員の自負を持ち戦ってきますので、皆様の応援のほど宜しくお願い致します。
監督 M
平成26年1月7日に、堺市泉北断酒会が新年初例会を開催致しました。会場をご提供して頂いております南保健センター様の南区役所への移転に伴いまして、今年から新しい会場での例会となりました。
真新しい会場にいささか戸惑いながらも、定員48名の会場に48名の仲間がい熱気ある断酒例会となりました。
このような新しい会場で例会が開催できるのも全て昨年お亡くなりになられた濱野氏をはじめとした先達の努力のお陰であると改めて感謝致しております。
堺市泉北断酒会の新例会場は、堺市南区役所四階の堺市南保健センターで、最寄り駅は栂・美木多駅です。
1月26日に家族会新年親睦会を開催しました。
親睦会でしかお会いできない方もおられ、一年に一度の恒例行事となっています。 お茶での乾杯後、お寿司を頂き、自己紹介を兼ねた体験談をしました。
改めて、仲間の体験談から勇気をもらい、再会を誓いあい、あっという間の3時間でした。
『毎日新聞 質問なるほドリ』より ”お酒のCMには規制があるの?”
なるほドリ カエルのキャラクターが登場するキリン缶チューハイのテレビCMが24日で中止になったね。
いったいどんなCMだったの?
記者 スーツ姿のカエルのキャラクターと俳優の大沢たかおさんの掛け合いで商品をPRする内容です。
カエルの声優を当てるキャンペーンも実施され、CMの続編も予定されていました。
Q どこがいけなかったんだろう?
A 酒類業界では1980年代、ペンギンやタコのキャラで売り出したビールやチューハイが人気を集め、
親しみやすいデザインが未成年者の飲酒につながると批判されたことがあります。
キリンビールによると、今回も外部から「キャラクターを使った表現方法が未成年者の関心を誘い、
飲酒を誘発しかねない」という指摘がありました。
同社はあらかじめ、未成年者の飲酒につながらないよう30代以上をターゲットにキャラ作りを進めていたのですが、
改めて検討し直した結果、適切とはいえないとの結論に至ったそうです。
Q インターネット上などでは「CM中止は行き過ぎ」という声もあるよ。何が「だめ」か基準はあるのかな。
A 80年代に受けた批判を踏まえ、ビール酒造組合(キリンなど5社)を含め8団体でつくる酒類業中央団体連絡協議会は、
広告・宣伝に関する自主基準を設けています。
そこには「主として未成年にアピールするキャラクター、タレントをモデルに使用しない」と明記されており、
他にも「おもちゃやゲームに酒類の商品ロゴを使わない」など細かい規定があります。
各種広告宣伝媒体には「お酒は20歳を過ぎてから」などの表示がありますよね。
そうした注意表示のサイズも決めてあるんですよ。
Q いろんな基準が設けられているんだね。
A 更に、キリンのようにより厳しい自主基準や広告倫理委員会を設けているメーカーもあります。
今回のキャラについては、米国の子供向けテレビ教育番組「セサミストリート」に出てくるカエルの「カーミット」に似ている
という指摘もあったそうで、同社は一層慎重を期したのかもしれません。(社会部)
新年明けましておめでとうございます。昨年中は、色々とご協力ありがとうございました。堺市断酒連合会の先駆者でM野良造氏の追悼例会を堺連合として初めて実施することができ、改めて断酒できる生甲斐を感じることができました。先輩達の想いを考えますと今年も断酒道に全てを捧げるつもりで新年を迎えられたと思います。
昨年末には、アルコール健康障害基本法が国会で成立しました。断酒会結成五十年目にして法律として認められたことに深い意義がある様に思います。堺連合として今まで以上に、例会に酒害啓発活動に、行政・医療との連携を密にし、酒害低減の力になる断酒会でありたいと思います。
今年は午年です。天に駆け上る様に強い意志を持ち、例会に参加し、素晴らしい断酒会でありたいと思います。皆様のご理解とご協力の程をよろしくお願い申し上げます。
【北区】 11/2 パッチテスト 180名
【美原区】 11/3 パッチテスト 290名
【西区】 11/9 会員10名参加 パッチテスト 230名 酒害相談15名
【南区】 11/10 会員17名参加 パッチテスト 300名 酒害相談15名
【堺区】 11/17 会員 7名参加 パッチテスト 308名 酒害相談1名
堺東駅前で実施しました。会員家族20名により、チラシ・ティッシュ1,000部配布とハンドマイクで飲酒運転根絶を呼びかけました。今回から、道路使用許可申請書類の証紙代(2,000円分)が免除になりました。
寄付額:41,046円 プルタブ:約900g プリペイドカード:12,200枚 皆様ご協力いただきありがとうございました。
第十五回近畿ブロック断酒学校に参加して思う事は、全国のメンバーが時間とお金と体を使って参加する訳は何だろうと言う事です。ある方は、自分の断酒はここが『原点』と言われました。私は初めての参加ですが、体験談に終始し熱く語り聴き友好を深め終了しました。断酒学校の良さを毎年参加される方々に確認する為にも、来年も参加したいと思います。
最後になりましたが、お世話をして下さった皆様、本当にありがとうございました。
記 堺市深井断酒会 TY
あけましておめでとうございます。この一年、皆さまにとってどんな年でしたでしょうか? 健康だったからこそ巻き込まれ、いつのまにか不健康になってしまった私たち。何とかしようと、あれこれと試したけれど状況は悪くなるばかり・・・。
そんな中で家族会に出会ったのです。本人の飲む飲まないにかかわらず、私たちの健康を取り戻すことができる、そんな家族会を目指して、今年も力を合わせて一歩ずつ 一緒に歩いて行きましょう。
よろしくお願い致します。 堺市東断酒会家族 AM
【12月13日公布 アルコール健康障害対策基本法】平成25年12月
アルコール健康障害対策基本法の概要
●基本認識
酒類が国民の生活に豊かさと潤いを与えるものであるとともに、酒類に関する伝統と文化が国民の生活に深く浸透している一方で、不適切な飲酒はアルコール健康障害の原因となり、アルコール健康障害は、本人の健康の問題であるのみならず、その家族への深刻な影響や重大な社会問題を生じさせる危険性が高い。
●定義
アルコール健康障害:アルコール依存症その他の多量の飲酒、未成年者の飲酒、妊婦の飲酒等の不適切な飲酒の影響による心身の健康障害
●基本理念
・アルコール健康障害の発生、進行及び再発の各段階に応じた防止対策を適切に実施するとともに、当事者と家族が日常生活及び社会生活を円滑に営むことができるように支援する。
・密接に関連する飲酒運転、暴力、虐待、自殺等の問題に関する施策との有機的な連携をする。
●責務
国・地方公共団体・事業者・国民・医師等・健康増進事業実施者の責務を規定する。
●アルコール関連問題啓発週間
国民の間に広くアルコール関連問題に関する関心と理解を深めるため、アルコール関連問題啓発週間(11月10日から同月16日まで)を設置する。
●法制上の措置等
政府は、必要な法制上、財政上又は税制上の措置その他の措置を講じなければならない。
●アルコール健康障害対策推進基本計画等
・国の基本計画:内閣総理大臣が関係行政機関の長と協議し、関係者会議の意見を聴いて案を作成、法施行後2年以内に閣議決定し、5年毎に見直す。
・都道府県の推進計画:国の基本計画をもとに実情に即した推進計画を策定、5年毎に見直す。
●基本的施策
・不適切な飲酒の誘引の防止
・アルコール健康障害に係る医療の充実等
・健康診断及び保健指導
・教育の振興等
・アルコール健康障害に関連した飲酒運転などをした者に対する指導など
・相談支援等
・社会復帰の支援
・人材の確保等
・調査研究の推進等
・民間団体の活動に対する支援
●アルコール健康障害対策推進会議
・内閣府、法務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、警察庁その他の関係行政機関の職員をもって構成し、連絡調整を行う推進会議の設置する。
●アルコール健康障害対策関係者会議
・基本計画策定におよび、推進会議の連絡調整に際して意見を聴くため、専門家・当事者等20名以内で構成された関係者会議を設置する。
※法律の施行当初は、内閣府において基本計画の策定及び推進に関する事務を所掌し、基本計画策定後3年以内に当該事務を厚生労働省に移管する。
11月の堺市区民まつりに断酒会として運営参加し、各保健センターと協力して酒害相談など啓発活動に取組みました。
2日の北区(金岡)、3日の美原区(美原)、9日の西区(鳳)、10日の南区(泉北)、17日の堺区(宿院)です。
堺市美原断酒会
区民まつりの一環として、「お酒と健康」のコーナーを設営して、パッチテスト・チラシ・ティッシュ配布やパネル展示等の啓発活動を実施いたしました。
天候には余り恵まれませんでしたが、パッチテストは未成年をターゲットに行い、お陰様で盛況に終わりました。 今年度よりコーナーについてのアンケートも行い、まずまずの評価でしたが、来年度はより一層皆様に興味を持って頂けるように検討して行きたいと思います。
美原アンケート結果所感
@アルコール依存症の認知度に比べ自助グループの認知度は、かなり低いことが解りました。断酒会としての啓発活動が改めて必要と感じました。
A若年層の常習飲酒や60代の常習飲酒の比率が高めで女性を含めるアルコール依存症問題について検討する必要があります。
Bパッチテストは、あらゆる年代に興味を持って頂けました。展示パネルやチラシ等は、その陰に隠れてしまった面があります。
一層興味を持って頂けるように対応が必要です。
C記入欄記入者1名で、アルコール問題に対する関心が低いと感じます。
美原アンケート結果の抜粋
総回答数:63名
(1)性別:男性38.0%, 女性58.7%, 無記入3.1%
(2)年齢:20代14.2%, 30代41.2%, 40代 30.1%, 50代4.7%, 60代7.9%, 70代1.5%
(3)お住まい <割愛>
(4)あなたはお酒を飲まれますか
@毎日飲む23.8% A週に何回か飲む23.8% Bほとんど飲まない28.5% C全く飲まない23.8%
<性別、内訳、年齢内訳は割愛>
(5)アルコール依存症についてご存知ですか
@はい85.7% Aいいえ14.2%
<性別内訳、年齢内訳は割愛>
(6)自助グループ(断酒会、AA等)についてご存知ですか
@はい17.4% Aいいえ82.5% <性別内訳、年齢内訳は割愛>
(7)展示されているパネルについて
@解り易い66.6% A解り辛い4.7% Bどちらともいえない23.8% C無回答4.7%
<性別内訳、年齢内訳は割愛>
(8)興味を持たれた内容 複数回答
@パネル展示15.8% Aチラシ・広告1.5% Bパッチテスト82.5% C無回答3.1%
<性別内訳、年齢内訳は割愛>
(9)その他記入欄 記入者1名
ご回答協力下さった皆様ありがとうございました。
全国大会前日の家族会に参加しました。北は、北海道から全国の家族が集いました。
たくさんの笑顔と再会することができました。講演は、北海道の石橋病院院長の白石知信先生でした。
ユーモアを交えながらのお話はとてもわかりやすく、私たち家族に力を与えてくださるものでした。
集いの後、会場の外でのエイサーとサンシンの響きに沖縄の方々の心からのおもてなしを感じることができました。
来年は、釧路でお会いしましょう!
9月29日城陽市パルク城陽で開催された大会に、堺市断酒連合会は貸切バスで参加しました。M会長のご尽力で実現できました。 車中は和気あいあいとした交流の場となり、例会の場を離れた絶好のコミュニケーションの場となりました。来年は奈良です。奮って参加しましょう。
10月の家族会にご出席予定のK相談員は、当日緊急対応される事案が起こった為、12月11日にお越し下さることになりました。 皆様のご参加をお待ちしています。27日に小谷クリニックで行われた『家族のためのアルコール依存症基礎講座』に参加しました。
午前の「まきこまれチェックテスト」をもとにした解り易い講義と午後の三好先生の『なぜ私が病気なのですか!?』の講義。 初参加された方から『(講座前は)肩が痛いくらいにこっていました。でも今は不思議にすっとしています』との感想が!
家族も学ぶことでラクになれるのです。断酒会は大人の学校ですね。
10月25日に『大阪自彊館』職員研修で体験談発表をさせて頂きました。 この取組みは、小谷クリニックのM先生のご依頼で、職員様等約三十人が出席されました。 『酒害体験談・断酒体験談・回復への想い・新生への想い』に体験談を分類し、体系的にお話しすることができました。
9月1日に泉ヶ丘のビッグアイにて開催され、1200名を超える参加者で会場は熱気溢れ賑わいました。 午前は、アルコール健康障害対策基本法の制定を願う集い(大阪)を開催しました。体験談発表は、堺市美原断酒会家族のKさんが務めました。 大阪府断酒会記念大会では、10名の方が表彰されました。
9月の合同家族会は、相談員さんの紹介で初めて参加された子どもさんの立場の方、男性のパートナーの立場の方の参加がありました。
立場の違いはあっても、大切な人の言動を病気だとは知らず悩み傷つき、苦しんだ想いは同じだと改めて感じさせて頂きました。
アルコール依存症は、一人で背負うにはあまりにも重すぎる病気です。でも仲間がいれば何とか乗り越えていけます!
あなたのお越しをお待ちしています。
8月24日の土曜日に、第21回堺市中区民フェスタの健康フェスタが中区役所で、午後1時から5時まで開催された。 あいにくの雨にもかかわらず、各会場とも大勢の人で賑わい盛況だった。私たち断酒会会員9名も4階ワンフロアを会場にして 『アルコールの代謝の体質が解るパッチテスト』を担当し、慣れないながらも約300人に近い来訪者に応対し、各自奮闘無事任務を果たした。 その中で、私個人が一番印象に残った事は、未成年の間に自分のアルコール体質がどういうものであるかを知る事は、 これから先の社会人として必ず直面するであろうアルコールへの対応には非常に参考になる意義深い試みと感じた。 こういう催しを契機にして、アルコール依存症という病を更に一段と回復への導火線として、促進していきたいと思った充実の一日だった。
8月11日に堺市総合福祉会館にて開催しました。体験談研修は、堺市宿院断酒会のMさんから始まり、多くの仲間・家族の体験談を聞く事ができました。 参加総数は、420名以上でした。前日及び当日の準備や後片づけ、受付や出席証明、喫煙場所、湯茶接待等を運営くださった会員・家族の皆様、大変お疲れさまでした。 ありがとうございます。
8月の家族会は、お盆と重なり参加者6名でしたが、各自の想いを存分に語り合うことが出来ました。 9月は11日です。10月9日には、堺断酒会とともに歩んで下さっているK相談員(堺市ちぬが丘保健センター)が出席下さいます。
家族の参加が減少傾向にある中、断酒会に精通された先生を囲むひと時が、今後につながる一歩となるよう一人でも多くのご参加をお待ちしています。 仲間に癒されながら正しい知識を得て、家族自身が元気になりましょう。
平成25年7月25日(木)に堺市鳳断酒会の濱野良造氏(堺市断酒連合会初代会長)が、断酒会入会以来43年以上の断酒を貫徹し、永眠しました。(享年87歳) ご生前の多大な功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます。濱野良造氏は、昭和44年に大阪断酒会に入会し、昭和45年に浪速支部より分離創設された堺支部の支部長に就任されました。 その後、堺ブロック長、堺断酒会長を歴任されました。社団法人となった大阪府断酒会の副会長を兼任され、平成2年より大阪府断酒会長として活躍されました。 また、全日本断酒連盟副理事長の重責も担われました。精神衛生功労者として高く評価され、昭和60年と平成4年に大阪府知事賞、平成5年には厚生大臣賞、平成9年に堺市長賞を個人受賞されています。 『一日一日の断酒の積み重ね』『例会に出席し、同じ内容でよいので、ありのままの体験談を語り続けないと断酒継続はできない』と強調されていました。
(濱野良造氏の体験談〜府断『二十年』から)
私は入会直後から、例会毎の例会記、47年からは日毎の日記を書いています。
その動機は・・。入会2ヶ月足らずの時開催された、大阪断酒会創立三周年記念大会で、私は体験発表をした。大会が終り解散した途端に、無性に飲みたくて飲みたくて仕様がなく、今にも手をつけるような状態に追い込まれました。
その際は、地団太踏む思いで、やっと乗り越えました。これは初めて体験することで、不安や心配ごと等、身体にのしかかっていた重圧が、大会が終わって、やれやれと言う安堵感と解放感で、反射的に強烈な飲酒欲求となって、襲ってきたものと思います。
何れにしても、この様な欲求は、今後際限なく迫ってくるに違いないという、その心配と危惧。それに打ち勝つには、徹底的に精神力を鍛錬し強固なものにしなくてはいけない。
また、何とか対処する方法はないだろうか・・・。そのような思いは、日頃の例会出席にありました。出席のたび毎に聴かせて頂く皆様の尊い体験談は、聴けば聴くほどに肺腑をえぐり、共感をおぼえ、感銘をうけ、涙して心を開かせてもらい、「今まで自分は、何という恐ろしいことをした事だろうか。
親として、夫として、子として・・・・」反省と懺悔、気づかせてもらうことが余りにも多くあります。その中から、なんとしても立ち直ってやるぞとの、決意も湧いて参ります。
この有難い体験談を、このまま聞き流すようであってはもったいない。要点を手帳に書きとめ、帰って例会記にまとめ、例会から例会までの間、繰り返し繰り返し熟読し、その時何を感じ、如何に対処しようとし、また注意したかを問い直し、断酒実践の糧にしようと、例会記と日記を書き始めたしだいです。
一日断酒・例会出席。蛮勇を振るって、何がなんでもやり抜くぞと、立ち向っても、時に襲って来る堪らない飲酒欲求からのイライラ。
飲みたくて、なぜ入会したか、入ったことが悔やまれて、脱会しようかとの迷いもでて、何度となく危機に直面しましたが、そのつど、例会記が反省とやる気を喚起し、危機を脱し、次の例会へとつながらせてくれました。
私は、当時よく言ったものです。「苦しくとも、例会の前夜が一番嬉しい」それは、明日はまた同志に会える。そして体験談が聴けるという期待からでした。
思い起こしても、初期の頃はとにかく苦しかった。苦しさに顔が引きつっていて、悲壮感があったと、後日聞かされたものでした。正に心の葛藤との闘い、崩れ落ちそうな中で、例会記が本当に私を救い、励ます力となって、役立つことができました。
なかでも子どもさんの、切々胸を打つ苦渋に満ちた体験談を聴くにつけ、我身は硬直し、子どもへかけた苦労と残酷な仕打ちは、幼子の心にどれだけの深い傷跡を残すこととなったか、大罪をしたことで、心の中で手を合わせ、子どもへ詫び許しを乞うありさまでした。
そして強く誓い決意します。「子どもを一刻も早く酒害から救い、2度と再びあの恐ろしさや苦しみをかけてはいけない。安心して勉強ができるように、どんな事があろうと、酒には手をつけないぞ」
ある日は、石野会長の、「入会直後、家庭から離れて、六甲での宅地造成工事の合宿生活で、周囲の人は毎晩浴びるような飲酒。
たまりかねて、そっと裏に出て六甲山に向かい、拳を天に突き上げ、俺は酒を止めたぞー!と何回となく絶叫し、ストレスを解消奮起した」との体験発表に感動し、俺もやるぞと、例会記にとどめています。
入会いらい、多くの方との出会い、貴重な体験談から学び教わったことは無限です。お陰様で、少しずつ自己変革することができています。今後も、今こそ、自分は何をしてきたか、また何をすべきか、心に問い直し努力してゆきます。
(状況)
@ 全国的な断酒会会員の減少、堺連合も減少傾向
A 断酒会行事参加 数の減少傾向
B 1年未満の断酒継続者が、28.6%
C 妻(夫)帯者が94人で、 家族会員数が30人(約30%)
(主な課題)
@ 昼例会の充実@昼例会の充実
A アメシスト例会再開の取組み
B 会員獲得と退会防止の対策『入りやすく去りがたい断酒会』
(治療中の方に対する断酒会からの働きかけ、新入会員を大切にする断酒会の雰囲気つくり)
C 真の体験談を語れる例会の追及
D 断酒啓発の強化
E 地域に根ざした活動の追及
F 所属断酒会の行事への参加数増加
・堺連合及び府断家族会の取組み説明
・例会での家族に対する配慮を求める
・地域に根付いた作業取組みをしている。
・断酒会費が払えない生活保護者に対する対応が必要になっている。
■ 堺市精神保健課取組みの説明(自殺対策、ゲートキーパー他)
■ AA活動で取り込めるものがあるので、断酒会も研究をしてほしい。
■ 酒害者の早期単身化、高齢化が進んでいる。
■ 母子依存の親に対する対応を考えていく必要がある。
■ 職種別に地域の企業に入り込んだ教育啓発が求められている。
■ インターネットを活用した取組みをもっと充実してほしい。
■ アル基法の必要性の切実さは、アルコール関連問題取組団体以外では低い。
(諸問題と結びついていない)
■ 家族を含めた例会出席者に対する配慮を再検討してほしい。
■ 昼例会は、女性の時間帯の制約面(育児、家事、安全)で有効である。
■ 家族が断酒会に繋がる為に、入院期間中に医療が家族に伝てほしいことは何か。
■ 家族に対するア症に関する教育・啓発の機会が必要である。
■ 自死に限りなく近い急死に対する、遺族へのこころのサポートが求められる。
■ 昼例会から断酒会への入会に繋げる入会案内が、断酒会として実施しているのか。
■ 断酒会の中での、昼例会の位置づけが明確になっているか。昼例会のみの会員など。
■ 作業所とタイアップして、作業所設立までの流れの歴史教育が必要である。
■ 酒害者が生き生きとした生活をする場の提供を、断酒会が実施することが求められる。
■ 高齢者が活動できる場を、断酒会が作っていくことを断酒会に望む。
7月の合同家族会は、約一年ぶりに参加された方がおられました。とても嬉しい事です。
苦しさは半分に、嬉しい想いは倍に!
8月も同じ場所・同じ時間で集っています。あなたのお越しをお待ちしています。
7月14日に堺市東断酒会の会員と家族の7人で、レクを実施しました。
今年は、別所の南楽園での『すもも狩りと焼肉』を楽しみました。あいにくと今年のすももは不作で、全体収穫可能量が少ないようです。
しかしながら、ここぞとばかりに腹いっぱいすももを食べました。普段あまり食べる機会の少ないものなので、3年分くらい食べたような気がします。
みんなでわきあいあいと過ごすことができました。来年も、くだもの狩りを企画したいと思います。
味覚狩りの里 観光農園『南楽園』:大阪府堺市南区別所1457 TEL:072-293-4505 季節により色々な果物狩りが楽しめます。
9/ 1 大阪府断酒会創立47周年記念 9/29 近畿ブロック(京都)大会 11/17 全国(沖縄)大会 11/22 近畿ブロック断酒学校
毎月第2水曜日に家族・パートナーが十人前後集まり、家族例会を開いています。
異常な飲み方をするご本人との生活。繰り返される暴言・暴力・無視・金銭問題など、
以前はこんな人ではなかったのに・・・
誰にも相談できない悩み、苦しみを抱えたままで、痛みに耐え、泣きたいのを我慢して
暮す日々。それでも私一人で何とかしようと出口の見えないトンネルをさまよっていませんか?
『7月10日 13時〜 堺市総合福祉会館5階 第5会議室』
見学だけでも歓迎です。心からお待ちしています。
ポスターは、大阪府断酒会家族会が作成しました。
こころの健康センターや各保健センター、協力専門病院のご協力で各施設に掲示していただいています。
新たに保険の対象となった断酒補助薬レグテクト(アカンプロサートカルシウム)は、お酒を飲みたいという欲求を抑える効果があると考えられています。脳内の興奮に関連する神経の働きを抑え、バランスを回復する作用が期待されます。1日3回食後に服薬し、24週間続けます。
重い腎障害や、薬の成分への過敏症がある人は使えません。
アルコール依存症患者327人に対し行った臨床試験では、断酒の意志があり心理社会的治療(断酒会など)を併用した患者に24週間続けた結果、完全断酒率は47.2%で、比較偽薬の36%より高い効果がありました。
《使用上の注意》
1.アルコール依存症の診断は、国際疾病分類等の適切な診断基準に基づき慎重に実施し、基準を満たす場合にのみ使用すること。
2.心理社会的治療と併用すること。
3.断酒意志がある患者にのみ使用すること。
4.離脱症状がみられる患者では、離脱症状に対する治療を終了してから使用すること。
《重要な基本的注意》
本剤は、アルコール依存症の治療に対して十分な知識経験を持つ医師のもとで、投与すること。
本剤との因果関係は明らかではないが、自殺念慮、自殺企図等が報告されているので、本剤を投与する際には患者の状態を十分に観察するとともに、関連する症状があらわれた場合には、本剤の投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
中等度の腎障害のある患者では、排泄遅延により血中濃度が上昇するおそれがあるので、減量を考慮するとともに、患者の状態を観察しながら慎重に投与し、異常が認められた場合には、本剤の投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
【第66回WHO総会決議】概要
5月27日にWHO総会がジュネーブで開催され、アルコール有害使用対策について決議がされました。
WHOは「NCD(非感染性疾患=生活習慣病)対策」の中でアルコール有害使用対策を強調しました。
■4疾患と4リスク
4疾患 :心血管系疾病・癌・慢性呼吸器疾患・糖尿病
4リスク :タバコ、アルコール有害使用、運動不足、不健康な食事
■目標:予防とコントロールで、2025年迄にNCDの25%を低減する。 「アルコール有害使用対策」は、NCD対策の中に位置づけられた。
■アルコ―ル有害使用対策
2020年迄にアルコール有害使用を10%低減する。 この目標に対して、指標とアクションプラン(世界戦略)が示されました。
【4つの指標】 各国の状況に応じて、次から選択すること。
@人口1人当たりの総アルコール消費量の削減
A一時的大量飲酒傾向の削減
B飲酒に起因する罹病率・死亡率の削減
Cその他加盟国の実情に合うもの
【NCDグローバル・アクションプラン】
アルコール有害使用対策(2013−2020)
WHO「アルコールの有害な使用を低減するための世界戦略」各国の状況により対策を選択し包括的に取り組む。
@国や自治体のリーダーシップ、コミットメントの強化
A保健医療サービスの対応(障害を持つ人、リスクを持つ人に対する予防・介入・治療)
B地域社会の活動の支援
C飲酒運転に効果的な方針と対策の実施
Dアルコールの入手性の規制(商業的・公共性)
Eアルコール飲料のマーケティングの規制あるいは禁止(広告などの販売促進活動)
F価格政策(増税や最低価格制)
G飲酒や酩酊による悪影響の低減
H違法密造酒の公衆衛生への影響の低減
I国家規模での観察と監視システムを開発
堺市断酒連合会は、5月23日に第34回通常総会を開催いたしました。平成24年度の活動報告と決算報告を承認し、 平成25年度の活動計画と予算を可決しました。同時に連合会新理事決定と新役員体制を発足させました。新役員体制の任期は2年です。 平成27年に堺断連合は創立45周年を迎えます。節目の年に相応しい各種取組みが求められると想定いたします。今年度を、準備開始年と位置づけて、 N会長と共に全員一致団結し取り組みましょう。皆様の更なるご協力をお願い申し上げます。
5月19日に開催されました堺市の東区健康まつり(初芝体育館)に、今年も運営参加しました。体育館入り口で、断酒さかい増刊号と飲酒運転根絶
ティッシュを例年と同じく手配りしました。各コーナーを巡るスタンプラリーが今回も行われ、酒害防止コーナーもその一翼を担い、580名強の方が訪れて
くれました。パッチテスト実施は約160人で、酒害相談は3人でした。会員・家族全員大忙しでした。
断酒会旗や幟、顔を見せてのチラシ配りで、今回も断酒会をアピールできたと思います。とても充実した取組みとなりました。今後も酒害啓発活動を通して、
社会貢献できる断酒会を目指して行きます。最後になりましたが、応援に駆けつけてチラシ配布までお手伝い下さった、
Iさん(鳳)本当にありがとうございました。
去る5月3日(憲法記念日)晴天の中、久宝寺緑地公園グランドに大勢の会員・家族が集まり、盛大に行われました。堺連合チームも、久しぶりの家族・ アメシストの声援の中で奮闘いたしました。一回戦は、東大阪チームと熱戦の末同点となり、じゃんけん勝負に入りました。5対1で勝ち、二回戦に進みました。 次は、大阪市断酒連合会の西・合同チームと対戦しました。堺連合チームの素晴らしいファインプレーありの守りと自慢の打撃で勝ち上がり、準決勝に進出 しました。大阪市断酒連合会の南チームと対戦しましたが、惜しくもここで敗退しました。久しぶりに選手・家族・アメシスト等で楽しい一日を過ごしました。 皆で囲んで食べた弁当の美味しさと笑顔の中でケガする人もなく、帰途に着きました。
アルコール依存症は、回復があっても完治のない病と教えられました。私は、回復の質に重点を置いて今日まで来ましたが、松村断酒学校では、『断酒新生』 の言葉をよく耳にし、断酒会の名称にもなっています。山の中で「新生」を考えました。 =より完治に近い回復= であっても、それは断酒の一手段であり、 目標ではないとの判断をいたしました。今後は目標を「断酒新生」に求め、回復を乗り越え新生し、一市民としての自己確立を図って行く必要を教えられました。
4月7日(日)堺市総合福祉会館にて、堺市断酒連合会創立43周年記念合同例会が開催されました。 すごしやすい天候も幸し、朋友断酒会並びに入院中の仲間も多く集まって下さいました。 Tさん(鳳)が総合司会を務めました。 誓いの言葉をOさん(美原)、Hさん(美原)、Oさん(泉北家族)が、皆を代表して朗読しました。今回の記念講演は、金岡中央病院副院長 のK先生が、講演テーマ『「アルコール依存症 時代とともに変わるもの、変わらぬもの」〜仲間の絆・家族の和〜』をご講演下さいました。 体験談発表は、各会を代表して本人又は家族が一人ずつ発表しました。参加人数は、医療・行政・作業所・入院中の仲間・一般他合わせまして 133名、朋友断酒会が144名で総数377名以上の参加でした。皆様の運営ご協力に感謝いたします。
4月2日の産経新聞朝刊の『まちかど人間録』に、堺市美原断酒会のFさんが紹介掲載されました。以下は掲載内容です。
「今日はほどほどにしよう」そう思っても、飲み始めるととまらなかった。当時は公立中学校の保健体育の教師。真面目で一本気な性格。
不登校の生徒を毎朝家まで迎えに行き、家計が苦しい家庭には食材を買って届けた。教師を生きがいと感じる一方、問題が解決しないと「自分の指導がダメだった」
と追いつめ、酒に逃げた。「飲み方がおかしい」と自覚しながらも飲み続け、アルコール依存症と診断されたのが47歳のとき。入院でアルコールを断ち、
病院から依存症の当事者らで作るグループ「断酒会」に通った。体験談を話し合い、支え合って断酒を続ける集まりだった。2度の入院を経て職場復帰。
断酒会に通いながら教師を続け、58歳で退職した。退職後は、一般の人に依存症について話すことを積極的に行っている。
「自分の意思でやめられないのが依存症の怖さ。周囲に理解してもらって、断酒の環境をつくらないと再飲酒につながってしまう」8年程前、
堺市西区の小学校から「6年生にアルコールの怖ろしさを話してほしい」との依頼を受けた。断酒会のメンバーも、半数ほどは早くから飲酒し、
依存症に陥っていたからだ。 久しぶりに立った教壇。子供たちには、過剰な飲酒が引き起こす依存症の実態を丁寧に話した。
「金がなく酒が買えないと、子供の貯金箱も盗む。人を大切にする気持ちも愛する気持ちも、飛んでしまう」子供たちも真剣に耳を傾けていたといい、
今では毎年、7、8校の小中学校で講演している。酒での苦しい体験を話すことは、決して楽しいことではない。だが、当時を振り返ったとき、酒の怖さを
知っていれば、あんな飲み方はしなかった。同じような苦しみを抱える人をなくすためにも、活動を続けていく覚悟だ。(産経新聞より抜粋)
堺市精神保健福祉功労者感謝状を、平成25年3月2日(土)堺市市民会館小ホールにて、堺市鳳断酒会のS氏が授与されました。 尚、当日定員200人のホールに断酒会員家族等の参加が約20名あり、盛況な講演会となりました。来年度も受賞できるように精進努力しましょう。
2月28日、神奈川県民ホールで開催された『依存症回復施設職員プログラム』に参加させて頂きました。厚生労働省が主催している3三日間のプログラム
の内、2日目の講義内容は家族が聞いても解るだろうということで、今年初めて依存症者家族が参加できることになりました。9時過ぎから埼玉県立精神医療
センターのN先生の『依存症の治療と処方薬乱用』に関する講義を皮切りに、『依存症総論』『依存症の家族』『身体疾患合併症』と盛り沢山な内容でした。
15時過ぎから17時までは、家族だけが別室に移動して家族と専門家の方とで交流しました。アルコール問題を抱える家族は、私以外にあと一組おられましたが、
あとは薬物問題を抱える家族の方々でした。薬物の問題は、アルコールとは比べ物にならないくらい深刻で、ご家族の大変さのほんの一部かもしれませんが、
理解できたような気がしました。ただ、両方の家族に共通することは、やはりアルコール・薬物問題に関しては、家族は無力であることを認め、仲間の力にゆだねる
ことが大切であるということです。問題を抱える中で孤独になり、もがき苦しんできたことから解放され、仲間の中で癒されながら本人の回復を信じて待つ、
このことは両者に共通することだと改めて気づかせて頂くことができました。
「美原区障害者当事者家族団体交流会」が美原区役所で開かれました。これは、今年度から発足した「美原区障害者基幹相談支援センター」の 主催で初めて行われたものです。以前、美原断酒会は、「美原区自立支援協議会」から要請を受け、断酒会の活動状況の説明をしたことがありますが、 他の障害者団体との交流活動は初めての経験です。美原断酒会からは、会員3名、家族1名が参加しました。交流会に参加した他の団体は、「障害者相談員」、 「美原身体障害者福祉協議会」、「美原つくし会」(精神障害者家族会)、「ぷ〜さんの会」(身体障害者手帳を持つ子ども、介助が必要な子どもを持つ親の会)、 障害を持つ子の親の会)、民生児童委員会でした会場いっぱいの約五百名が参加しました。交流会は、「日常生活自立支援事業の活用方法」についての学習が 前半に行われ、後半は各団体の活動交流を行ないました。その後小グループに分かれての座談会を行い、それぞれの参加者は自分の会の活動報告と共に、他団体の 活動にも積極的に質問をしていました。堺市美原断酒会は、事前に「断酒さかい増刊号」と大阪府断酒会の「断酒会からのメッセージ」を主催者に届けておいた ので、多くの質問があり、とても大きな啓発活動になりました。参加者は「日頃、理解されにくい団体で、当の本人も大手を振って歩けない人達の集まりだ。 その人達が、お互いの病気を知り、活動を知ることは大きな意義がある。今後も定期的にこのような交流会を企画して欲しい」と口をそろえていました。 美原断酒会は、さらに美原区での公益化と啓発活動を進めようと頑張っています。
2月17日の午後3時より開演しました、飲酒運転の撲滅を誓うコンサートに行ってきました。FM大阪の主催で、平成20年より毎年開催され、
今回で六度目の取組みとなります。今回の会場となりました大阪城ホールには、1万人強の観客が入場しました。事前の申し込み抽選で当選して、
ひとり2千円を寄付しての参加です。主催者発表の申し込み数は、19万通でした。コンサートは、9組のアーティストが各自の曲を複数披露し、
それぞれコメントを発表しました。ゲストは、【飲酒運転をやめない大人たちへ】をテーマに募集された書道コンクール入選児童たちと戦場カメラマンの
渡部陽一氏でした。今年のメイン・メッセージは、【あなたには何ができますか?飲酒運転をなくすために。】、普段の社会生活の中で飲酒運転撲滅に
取り組もうというものです。コメントの中には、『アルコールは悪いものじゃない、運転も悪いものじゃないが、セットになって初めて悪いものになる』とあり、
共感できました。広く一般に投げかけることができるメッセージだと思います。アルコール依存症については、何も案内が無かったことと、意志の力で飲酒運転
は防ぐことができるとの発言があったことが残念なところです。しかし、良い取組みではありますので、何らかの形で断酒会としても、協力ができるものがある
と思います。来年もまた、参加申し込みしたいと思います。
堺市断酒連合会の平成25五年元旦互礼会は、堺市中保健センターでおこなわれました。今年1年の断酒継続に改めて取組むべく、 参加者全員で決意を確認しました。参加者は、行政関係者・医療関係者15名、一般参加・入院中の仲間25五名、朋友断酒会51名堺市断酒連合会86名の 総勢177名を越える参加者でした。元旦の休日にもかかわらずご参加いただいた行政関係者様・医療関係者様並びに堺市中保健センター関係者各位に厚く御礼 申し上げます。参加者全員の自己紹介並びに堺市断酒連合会長のNさんと大阪府断酒会副会長のMさんの年頭挨拶で始まりました。ご祝辞並びにご挨拶を、 行政関係者様・医療関係者様から多数頂戴しました。各朋友断酒会ご代表の体験談発表は、熱くすばらしい体験談ばかりでした。互礼会に参加すると、今年1年 の断酒が成功すると言うのは、この体験談が源になっていると思います。最後は、連鎖握手と万歳三唱で締め括りました。末尾になりましたが、互礼会に ご参加いただきました皆様の運営協力に感謝いたします。
1月27日(日)JR鳳駅近くの野田会館(堺市断酒連合会の西地区昼例会会場と同じ場所)にて、恒例の新年親睦会を開催しました。
断酒会参加の家族の減少傾向が続く中、なんとか家族だけでも断酒会に繋がって頂けたらという想いから、12月の合同家族会で、今回の親睦会は、
断酒会にご本人が未入会の家族の方にも参加頂ける様、呼び掛けをしようと話し合いました。その結果、ご本人が断酒会・病院にも繋がっておられない
ご家族の参加が3名あり、合計23名で和やかに和気あいあいと集うことが出来ました。12時から昼食をとり、自己紹介を兼ねた体験談を一人ずつ語りました。
2時間近くの仲間全員の体験談は、共感を呼ぶものばかりで、涙あり笑いありの貴重な時間となりました。その後、今年も鳳のFさん・Mさんが前日より
用意してくださった【ぜんざい】をいただきながら、恒例のビンゴゲームをしました。今年のお題は、『大阪府下の市の名前』隣り同士で色々相談しながら
16個記入しました。早くからリーチになりながらなかなか揃わなかったり、あっという間に揃ったりとワイワイ言いながら盛り上がりました。堺の大先輩の
ご家族の言葉、『どんな事があっても家族は仲良く』を再確認させて頂ける、有意義なほっこりとした時間を過ごさせて頂けたことを深く感謝いたします。
本年もよろしくお願い申し上げます。行政並びに医療関係各位のご指導の下に、昨年も多くの活動を行うことができました。
厚く感謝致します。 全日本断酒連盟は、公益社団法人資格取得後、一年が経過しました。堺市断酒連合会も、市民活動としての酒害に関する啓発活動に
日々取り組みました。そして、各地域昼例会も、盛況に取り組むことができています。堺市の自殺対策や飲酒運転撲滅運動、区民まつりを通じての精神福祉として
のアルコール問題対策活動に、断酒会も協力参加することができました。本年も堺市断酒連合会は、『アルコール依存症とはどのような病気なのか』を、
堺市民の方々に向け広くお知らせする使命を再認識して行動致します。そのためには、先ず基本の『断酒例会に出席すること』が重要であり、例会の中に答えがある
と認識しています。今後の重要課題としては、女性酒害者(アメシスト)や酒害者の家族への対応、定年退職者や青少年の飲酒問題への対応等があり、断酒会も
積極的に取り組んでまいります。皆様のご協力を得まして、自助集団である断酒会は、回復・新生を目指して拡大してまいります。
【社会貢献年末協力感謝募金活動について】
平成24年の各地域断酒会10円感謝募金を、堺市社会福祉協議会に届けることができました。募金金額は7つの断酒会合計の30,631円です。
昨年10月までは、東日本大震災被災者支援募金活動も行いました。ご存知のように、堺市断酒連合会は総合福祉会館利用で、堺市より減免措置を受けています。
各区保健センターで開催している夜間例会の例会場を提供していただいています。各地域断酒会10円感謝募金運動は、昭和53年度から取り組んでおり、
昭和61年には大阪府社会福祉協議会から感謝状を頂きました。断酒例会に出席して10円募金協力しますと、全体で年間10万円以上の協力ができることになります。
もう一度、各地域断酒会で10十円感謝募金の意義を考えてみましよう。そして、自分達で協力できることを強化しましよう。
11月16日〜18日の3日間、貝塚市木積の『大阪府少年自然の家』において「第14回近畿ブロック断酒学校」が開校されました。北海道から沖縄までの全国から仲間が集い、多くの体験談を聴きそして語る3日間となりました。また昨年から実施されております「リーダーを考える研修会」が今年も開催され、堺連合からM氏が参加致しました。また各分科会(家族会・アメシスト・虹の会・酒害者を子に持
つ親の会、酒害者を妻に持つ夫の会)にも多くの方が参加しました。「家族のありかたについての勉強会」が大研修室で開かれ、講師として小谷クリニック医療福祉相談室長のM先生の講演が行われ、多くの家族が参加しました。多くの仲間と交流を深める事ができ、多くの事を学んだ3日間でした。入校者総数は283名でした。入校された会員・家族の皆様、大変お疲れ様でした。
【飲酒運転根絶キャンペーン!】
飲酒運転根絶キャンペーンは、4年目になります。堺連合では、11月23日の10時より、鳳ウイングス前(10名)、泉ヶ丘駅付近(15名)の2ヶ所にて取組みました。チラシやティッシュ配り、拡声器を使用したアナウンスなどを実施しました。ティッシュにチラシが事前に封入されていて、スムーズに配布でたことが、今年の特筆事項です。飲酒運転はテロ行為と同じです。今後も根絶に向け、積極的に取組みます。
【『区民まつり』に運営参加しました】
11月の堺市区民まつりに断酒会として運営参加し、各保健センターと協力して酒害相談など啓発活動に取組みました。3日の北区(金岡断酒会)、4日の美原区(美原断酒会)、10日の西区(鳳断酒会)、11日の南区(泉北断酒会)、18日の堺区(宿院断酒会)です。
(取組み状況)北 区 参加 6名 パッチテスト 75名、美原区 参加11名 パッチテスト340名、西 区 参加 8名 パッチテスト156名、南 区 参加15名 パッチテスト200名、堺 区 参加 5名 パッチテスト300名
(美原断酒会)会員家族11名もが参加し、啓発チラシ3百枚、飲酒運転根絶チラシテッシュ450個を配布しました。大阪府立大学看護学部学生と美原病院看護学生の30名も参加しました。そして、断酒会員としてその学生達と酒害問題に関する交流を行うなど大きな成果を収めることができました。
(泉北断酒会)南区役所2階の健康広場内にブースを設け、パッチテスト等の酒害啓発活動を行いました。当日はあいにくのお天気でしたが、多くの市民の方の来場がありました。パッチテストの時にお話をさせて頂くと「酒を飲みだしたら止まらない」「主人の酒の飲み方がおかしいが、どこに相談に行けばよいかわからない」などといった相談をされる方もおられました。断酒会の酒害啓発ブースには約190名の来場者がありました。
全国(兵庫)大会は、10月28日に神戸市の『ワールド記念ホール』にて開催されました。会場は断酒会関係者で埋まり、朋友との再会を喜び合いました 全断連顧問あいさつで、新生会病院理事長のW大先生が、『新たな酒害者の発生を絶つ』と力強く述べられました。体験談では、『未来は自分と同じ処遇の人たちの手助けをしてゆきたい』『人に尽くすことは、断酒の肥しになる』『もう無理はせず、幸せになってゆきたい』と語られていました。参加総人数は3,677名で、断酒会会員家族が3,371名(57団体)でした。雨で足元が悪いなかの参加お疲れ様でした。来年の全国大会は、沖縄ですよ!!
【全国大会前日分科会が神戸新聞で紹介されました!】
去る9月9日(日)兵庫県西宮ダイハツグランドで、第37回近畿ブロックソフトボール大会が開催されました。大会には、近畿七府県から16チームが参加し、熱戦を繰り広げました。我が堺連合チームも、昨年の大阪予選(11チーム参加)を勝ち抜いて、大阪代表(6チーム)として参加しました。堺連合チームは、
今大会優勝した大阪市南地区チームと初戦に対戦し、13対1で敗れました。1回戦敗退同士の親善試合では、滋賀チームと対戦し、打撃戦を制して15対7で勝利しました。優勝は、大阪市南地区チームが、昨年と同じ対戦相手の三重チームを21対11で破り優勝旗を手にしました。大会には、堺市断酒連合会から選手以外の応援者も多数駆けつけて応援しました。来年は、滋賀県でおこなわれます。その大阪予選は、今年の11月25日(日)高石市鴨グランドでおこなわれ
ます。堺連合チーム監督を務める泉北断酒会の松本監督は、『同じ仲間と汗をかき、ボールを追いかける行動を通じて、仲間意識を高め、酒を止め、回復していくためにソフトボール同好会に参加しましょう!下手な人、初心者大歓迎!ご連絡ください』と話しています。
平成24年8月12日、堺市総合福祉会館に於きまして堺市断酒連合会一日研修会が開催されました。当日はお盆ということやリクリエーションを開催する朋友断
会もあるという事も聞いており、参加者が少ないのでは?という心配もなんのその、福祉会館がほぼ満員となり、多くの仲間の熱気に包まれました今年の総合司会はM氏
(泉北)が、本人の体験談研修時間はO氏(美原)が、また家族の立場の体験談研修時間はOさん(泉北家族)とMさん(東家族)がそれぞれ司会を務めました。東大阪断酒会のK氏の熱い体験談で幕を開けた一日研修会は、多くの仲間・ご家族の体験談を聞く事ができ本当に有意義な一日となりました。また、新生会病院・新いずみ病院・浜寺病院・小谷クリニック・小杉クリニック等々に入院・通院中の多くの仲間の参加もありました。(100人超!)それぞれの研修時間の締めくくりとして新生会病院のM副院長、新いずみ病院のY先生、金岡中央病院のK副院長にお話を頂きました。兵庫県断酒連合会の皆様から10月28日開催の「全国(兵庫)大会」のアピールも行われました。医療関係、入院・通院中の仲間、作業所、朋友断酒会、堺市断酒連合会合わせまして415名
の参加となりました。前日及び当日の準備や後片づけ、受付等々を手伝ってくださった会員・家族の皆様、大変お疲れさまでした。最後になりましたが、湯茶接待、家族の体験発表の時間の司会及び進行を行って頂きました家族会の皆様、ありがとうございました。
大阪府断酒会創立四十六周年記念大会は、9月2日に堺市の国際障碍者交流センター(ビックアイ)にて開催されました。堺連合は、各種運営業務を担当断酒会として取り組みました。
断酒祈念は、Kさん(東)とKさん夫妻(美原)が務めました。多数の体験談発表がありました。子どもの冷たい目、酒害が子どもに与えた悪しき影響、母に心配をかけた事・妻を泣かせた事など苦しい気持ち
が語られました。仲間の輪の中で一日断酒を継続する、人生を取り戻してゆくとの決意表明がありました。専門医顧問の方々から祝辞をいただき、特に断酒会に対する期待が多数ありました。
大会アピールもあり、全国大会、近畿ブロック三重大会、断酒学校、枚方断酒会、島本断酒会、高槻市断酒会、奈良若草断酒会、京都府平安断酒会で、是非とも参加させていただきたいと思います。
断酒表彰受賞者への表彰式があり、堺連合からは21名の方々が表彰されました。皆様おめでとうございます。大阪府の朋友以外の参加も多数あり、600名を超える総参加者数でした。
準備及び当日の運営に携わった会員家族及び関係各位に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
去る7月26日に堺市美原断酒会は、美原区民生委員の学習会に呼ばれ、区全員60名の民生委員を前にして『アルコール依存症と断酒会』の体験報告を行いました。これは、堺市美原区役所地域福祉課の係長さんの口利きで、民生委員長さんと堺市美原断酒会のF氏の会談
で実施の運びとなったものです。F氏は美原区で17年間教師をしていたこともあり会場には、元保護者、教え子、教師時代に交流のあった方も民生委員として参加、約1時間のF氏の話に熱心に耳を傾けておられました。体験報告終了後に何人かの方々は、F氏に質問や連絡先を
聞き、自分の責任地域の『それらしき人』の対応などを聞く場面も見られました。西区では、民生委員が例会に参加することもあり、民生委員と断酒会の協力関係は進んでいます。民生委員は、過去の名誉職の実態はなく、責任地域もきっちり決められており、精力的な活動をしています。児童委員も兼ね、断酒会の協力関係団体として、今後大きなウエイトを占めることになります。
6月7日発行の地域紙『泉北コミュニティ』に泉北断酒会が紹介掲載されました。
【記事紹介】
「仲間とともにアルコール依存症を克服しよう」と、泉北断酒会が泉ヶ丘地区昼例会を5月からスタートした。高齢者や女性患者の増加を受けて外出しにくい方にも出席してもらい、ともに支えあう活動につなげたい」と同会のM会長。5月9日には第1回昼例会が開かれ、三十六人が参加した。「若い時は楽しい酒だったが定年退職後、朝から飲むようになり友人に連れられ入院。コントロール障害といわれショックを受けた」「出産を機に仕事を辞めてから、何をしていいかわからずお酒を飲むようになった。入退院を繰り返し、今は家族のためにも断酒会で『一日断酒』をがんばっている」「コンビニ開店準備の最中、阪神淡路大震災に遭い絶望感から酒に溺れるように。 家族に暴力をふるい、酒欲しさに万引きで警察に捕まったことも。専門病院での治療を経て断酒会と出会い、これから少しずつでも家族との関係回復をめざしていきたい」と、自らの酒害体験を話した。例会は体験談に始まり体験談に終わるといわれ、「言いっぱなし、聞きっぱなし」が原則。「例会でいろいろな人の話を聞くのが断酒の一番の薬」「家にいたら手をだしそうになるが、昼例会に通いお酒を飲まない生活を続けたい」と、参加者。酒害者とその家族、医療、行政関係者らと連携し、断酒の継続に取り組んでいる。家族会もある。
堺市断酒連合会の会員・家族は7月1日に和泉市立人権文化センターにて開催されました泉州断酒連合会一日研修会に参加させていただいました。体験談は、Eさん(宿院)、Nさん(金岡家族)、Aさん(東家族)が発表しました。参加者は300人を越え、熱気あふれる研修会となり、参加者同士で力を分かち合うことができました。
堺市断酒連合会は、5月24日に第33回通常総会を実施いたしました。平成23年度の活動報告と決算報告及び特別会計報告を承認し、平成24年度の活動計画と予算を満場一致で可決しました。
◎関連機関との連携事業
◆行政(保健所、社会福祉 事務所)との関係事業
@酒害相談活動、四者懇談会、健康まつり A堺市精神福祉課、堺市こころの健康センターとの三者連絡会
B年末助け合い募金 C堺市精神保健福祉審議会の委員参加
◆医療機関との関係事業
◆他団体集会や地域活動に参加
本年度も会員家族全員団結し、更なる酒害啓発活動を堺市断酒連合会組織で取り組みましょう。
【堺連合新任理事】 U(泉北)
【堺連合理事会 】 開始時間を午後6時30分に変更
【今年度主な堺連合行事】
毎月 堺連合理事会 本部例会・例会・ 昼例会・家族会
5月 東区健康まつり
6月 四者懇談会
8月 一日研修会、 中区健康まつり
9月 近畿ブロック三重大会、大阪府断酒会記念大会
10月 全国(兵庫)大会
11月 断酒宣言の日、西区健康まつり、南区健康まつり、 北区健康まつり、 堺区健康まつり、美原区健康まつり、
近畿ブロック断酒学校
1月 元旦互礼会
4月 合同例会
調整 堺連合役員一日勉強会、ソフトボール大会
全断連アクションプラン実行委員会発行の冊子『よりよい断酒生活を送るために』が配布されています。誰もが、「断酒会は安全で、安心で、信頼できる場であり、且つ癒される場」であってほしいと願っています。多くの人たちは、このような想いを抱き活動を続けていますが、途中で挫折し退会する人が多くいることも事実です。私たちは、多くの酒害者に「断酒の歓び」を感じ取ってもらうために、大切にしてきたことを再確認し実践することが求められております。会員一人ひとりが、共通の目的と認識を持ち活動を展開するならば、断酒会はもっともっと素晴らしいものに変わっていくはずです。この冊子を各地域断酒会で活用して、何をすべきかを皆で考えましょう。
大阪府断酒会発行の『いきいそがずに』が配布されています。平成22年度に全会員を対象に自殺に関するアンケート調査を行いました。未遂等と回答して、インタビューに応じても良いと答えた方々から、ほぼ無作為に、手記原稿をお願いしました。会員・家族20人の手記が、お読み頂く皆さんが生きて行く上で、少しでも力になればと願います。
4月24日(火)の午後1時より、『第一回堺地域昼例会』が堺市総合福祉会館にて開催されました。参加人数は、堺連合26名、朋友断酒会5名、病院関係8名、その他7名(本人43名、家族3名)の合計46名でした。
参加者各々が、様々な酒害体験談を真剣に話し、皆がそれに耳を傾ける充実した2時間でした。このことは、参加者自身が過去の自分を反省し、これからの行き方を考える指針となる貴重なものでした。高齢者並びに女性の酒害者及び病院関係者の参加促進に寄与する目的でスタートした昼例会ですが、その目的は充分達成できる事と確信しました。 まずは、関係各位のご協力のお陰をもちまして、無事終了いたしました事に対しまして心より御礼申し上げます。
5月20日に開催された堺市の東区民健康の集い(東区民まつり)『酒害防止コーナー』に運営参加しました。保健センターとの協力取組みとして平成4年より実施しています。 今回も各コーナーを巡るスタンプラリーが行われ、酒害防止コーナーも多数の方が訪れてくれました。会員・家族は、パッチテストや酒害相談スタンプ押しなど大忙しでした。断酒会旗やのぼり、今回も断酒会をアピールできたと思います。本人8名家族3名で奮闘いたしました。
5月17日(木)大阪府こころの健康総合センターで開催された精神保健福祉業務従事者研修(約60名)で、堺市東断酒会のA氏が体験談発表しました。行政との連携の一環として、酒害者本人の声を伝えることができました。
4月1日(日)堺市総合福祉会館に於きまして、堺市断酒連合会創立42周年記念合同例会が開催されました。前日の荒天とはうって変わりまして、朝は少し肌寒く感じましたが、とても良いお天気となりました。朋友断酒会並びに入院中の仲間も多く集まって下さいました。浜寺病院のY副院長が記念講演を行ってくださいました。Y先生の講演はいつも解りやすく、皆が聞き入っておりました。堺市断酒連合会の各会から一人ずつ体験発表を行いました。また、ご家族の皆様、湯茶の接待をありがとうございました。10月に神戸で開催される第49回全国(兵庫)大会の大会アピールも行われました。近くで開催される全国大会ですので、皆様ぜひ参加しましょう。行政・医療朋友・各作業所並びに堺市断酒連合会合わせまして447名の参加となりました。準備と後片付けを手伝って頂きました皆様、お疲れ様でした。
(Y先生講演概要)
◆ 変えられない物3つ @飲酒欲求の変化 A自分の気分 B自分以外の人
◆ 自由になる物3つ @一日の時間の使い方 A行く場所を選択する B誰と一緒に過ごすか
◆ 3つの約束 @断酒会をみんなの力で大事にして欲しい A顔を晴れやかに顔晴 (頑張)りましょう
B来年も生きてここで会いましょう
第1回の美原地域昼例会が4月4日に美原総合福祉会館にて開催されました。府内の中では交通の便が良くない(電車が通ってません)この地域で果たして集まって頂けるだろうかという不安もありましたが、当日は50名のご参加を頂き、府外からの参加も2名ありました。朋友、病院療養中の仲間(金岡中央病院、汐の宮温泉病院)、作業所の仲間がそれぞれに素晴らしい体験談を発表され、お陰様で良い例会になりました。
当初の不安も杞憂に終わりひとまずホッとしましたが、体験談を十分に語れなかた方がいたことや、ご家族の参加が少なかったことなど今後の課題もあります。より一層いい例会になるよう皆様と検討していきたいと思います。
他の地域でも昼例会が急激に増え、ほぼ毎日昼と夜の例会出席が可能という断酒して生きるためには贅沢といっていい環境にあるので、無駄にしないよう精進努力を続け ていきたいと思います。ありがとうございました。
昨年度は、会員・家族の皆さんのご協力により、堺市断酒連合会の活動は実り多きものとなりました。あらためて感謝いたします。 今年度は、昼例会を増設することとなり、社会的な要請でもある女性やご高齢の酒害者に対する配慮を厚くすることができます。5月から始まる堺市の各区保健センター主催の『健康まつり』への運営参加も重要な取組みです。酒害者の自助グループだからこそできる堺市民への保健啓発を、さらに工夫して取組みたいと思います。自らの断酒継続の礎となる『私たちは断酒の歓びを、酒害に悩む人たちに伝えます』を実践してゆきましょう。
平成24年3月10日に堺市美原文化会館にて、堺市美原断酒会のF氏に堺市精神保健福祉功績者感謝状を授与されました。
本年4月開始で、堺市断酒連合会の昼例会を2ヶ所新設する準備をしています。主に、高齢者並びに女性の酒害者に対する断酒例会参加促進のための取組みです。
◆高齢者の飲酒問題 仕事をずっとしてきた人にとって、定年退職は人生の最大の転機です。仕事をとられて何が残るのでしょうか。仕事と酒だったら、酒が残ります。社会的役割からの引退、会社で管理職だった人も定年をしたらただの人、一地域の住民ということになります。家庭の経済的中心でなくなり、早い話、大黒柱でなくなることです。このような喪失感は、定年退職した人達には誰でもあるものですが、酒で喪失感をうめる人がででてきやすいのです。
◆女性酒害者への課題 女性ということで、男性とくらべハンディがあります。世間体・家の用事・小さい子どものことなどで断酒会に参加しづらい。女性酒害者の諸問題の大部分はジェンダーに行き着きます。この根底にあるのは、アルコール依存症という烙印であり、女性は飲酒をしないという間違った従来の考えがあります。真実はまるっきり違います。女性のアルコール依存症は、漫然と飲酒した結果ではないのです。女性特有の、結婚・姑との確執・子育て・子離れ・再就職など人生の転機に際し、自分らしく生きようと戦った結果であり、女性のアルコール問題は、人生の縮図と言えます。
経営情報誌『ザ・ヒューマン』(THE HUMAN)に、フェニックス会理事長のK氏へのインタビュー記事が掲載されましたタレントの布川敏和さんがフェニックス会を訪問し、理事長と直接対談したものです。
堺市断酒連合会の平成24年元旦互礼会は、堺市南保健センタでおこなわれました。今年一年の断酒を真摯に取組むべく、心新たに参加者全員で決意を確認しました。参加者は、行政関係者・医療関係者11名、一般参加・入院中の仲間・朋友断酒会・堺市断酒連合会を含め161名で、172名を越える総参加者数でした。元旦の休日にもかかわらず参加いただいた行政関係者様・医療関係者様並びに堺市南保健センター関係者様に厚く御礼申し上げます。 参加者全員の自己紹介並びに堺市断酒連合会のN会長と大阪府断酒会副会長のFさんの年頭挨拶で始まりました。ご祝辞並びにご挨拶は、行政関係より堺市健康福祉局健康部長のS様と堺市南保健センター副所長のT様でした医療関係からは、新いずみ病院臨床心理医師Y先生より頂戴しました。今年の互礼会の特記事項としては、
@他の地域の元旦例会が多くなってきているにも関わらず、継続して参加くださる朋友断酒会員が多い。
A堺連合7つの断酒会の参加者数が、それぞれほぼ二桁の参加 者数であった。
B事前や当日の準備及び片付け作業が、非常に短時間でできるようになった。
各朋友断酒会ご代表の体験談発表では、参加者全員が共感できる内容で、反省と笑いや涙でいっぱいのすばらしい体験談ばかりでした。新年互礼会に参加すると、今年一年の断酒が成功するのは、この体験談が源になっていると思います。最後は、連鎖握手と万歳三唱で締め括りました。末尾になりましたが、参加してくださった皆様の互礼会運営協力に感謝いたします。
断酒会公益目的事業活動の3本柱
断酒会は、公益に資する自助組織としての体制を整え、アルコール関連問題の対策に取り組むことで不特定多数の利益に寄与することが求められています。
@酒害相談事業活動の充実
・相談窓口の拡充と強化
・酒害相談事業研修講座の開設拡充
A地域社会との連携による酒害啓発活動
・市民公開セミナーの展開
・アルコール関連問題対策活動 (飲酒運転問題・自殺予防対策等)
Bアルコール関連問題対策基本法の制定実現
断酒会活動の基本は断酒例会であることには変わりありませんが、社会の要請に応えて、酒害者自身による酒害対策情報発信が重要になります。
1月22日(日)野田会館にて、28名の参加で今年もにぎやかに、和気あいあいと開催されました。毎年楽しみにされている方も多いぜんざいを今年も鳳のFさん・Mさんが前日より用意してくださり、ホットプレートで焼いたお餅を入れていただきました。 自己紹介を兼ねた体験談を一人ずつ語りました。まだまだ、ご本人の断酒が進まない中でも、家族会だけには繋がっていたいと参加された方、またご主人が断酒を全うしてお亡くなりになり、『楽しい思い出ばかり思い出されます。私が逝ったとき、お父さん(ご主人)に間違えずに迎えにきて欲しいと思っています』との言葉は私たちの目標となるもので、とても心に残る感動的なお話でした。改めて仲間の大切さや繋がっていることの大事さを実感することができました。恒例のビンゴゲームは、『花の名前』を紙に記入し、早くリーチになりながらなかなかビンゴしなかったりと大いに盛り上がりました。元東断酒会のNさんが編みぐるみをくださり、ジャンケンでワイワイ言いながらみんなで分けて頂きました。今年も仲間の中で癒され頑張っていこうと思いました。
昨年中は何かとお世話になり、ありがとうございました。堺市断酒連合会も医療・行政の各関係者のご支援の中、無事新年を迎えることができ、会員・家族で喜んでおります。 本年は最近の社会的なアルコール依存症の現状を踏まえ、断酒会の充実「断酒例会」「研修会」「勉強会」や、特に「昼例会」の充実と行政ご指導の下に「自殺防止」にも協力し、諸先輩方の貴重なご意見も重視し、一歩づつ前進して行きたいと思っています。色々ご面倒ですが、ご協力をよろしくお願いいたします本年は辰年で、断酒会の飛躍と皆様の幸多き年として前進して行きましょう。本年もよろしくお願い申し上げます。
去る11月27日、近畿ソフトボール大会大阪府予選が高石市鴨グランドで開催されました。大阪は出場チーム数も多く、6チームが近畿大会に出場できます。当日の参加チームは、11チームで、一回戦を勝利すれば出場権を与えられます。堺連合チームは、一回戦を大阪市西地域と対戦し、接戦の末に最終回大逆転で8対5で勝利し、出場権を獲得しました。大阪の代表チームは、北河内連合大阪市東地区、大阪市北地区、堺市断酒連合いずみ高石連合、大阪市南地区の6チームです。来年の近畿大会の会場は大阪で、堺市断酒連合会の多くの仲間の応援でチームの健闘を祈りたいと思います。
去る11月18〜20日の三日間、『大阪府立少年自然の家』において、この時期恒例の『近畿ブロック断酒学校』が開催されました。参加人数は306名、堺市断酒連合会からも約20名が参加しました。2日目は風雨に見舞われましたが会場の中は熱気に包まれ、北は北海道、南は九州そして沖縄の方からも参加があり、様々な素晴らしい体験談を拝聴することができ、よいお土産ができました。また、アルコール依存症者の体験・家族の苦しみは日本国中同じであると共感できました。 冒頭にNブロック長が言われていた「ひとりの酒害者が十人を苦しめ、周囲を巻き込み、酒害者だけでなく回りの方の人生を変えてしまう」は言う通りだと思います。3日目の東布施クリニックのT理事長が参加者に「幸せだと思う人は手を上げてください」という問いかけに手を上げていない方も実際おられたように、お酒を止めてからもいろいろと問題が出てきたりすると思われ、改めてアルコール依存症からの回復の大変さを痛感しました。日本の国は豊かに思われますが、その背景には自殺者も増加し、アルコールによる鬱なども絡んでいると思われます。また、自助グループに参加している方でも、五年後も助かっているのは三分の一程度で残りは再飲酒や痴呆、死に至るというデータがでているとのことで、生き残ることも大変な事業だと考えさせられました。運営委員の皆様、当日参加された朋友・家族の皆様方のお陰で充実した三日間でした。有難うございました。
11月度の堺市区民まつりにて、堺市断酒連合会として参加し大きな成果をあげることができました。5日の北区(金岡断酒会)、6日の美原区(美原断酒会)、12日の西区(鳳断酒会)、20日の堺区(宿院断酒会)でした。各保健センター主催にて区民まつりに参加し、連合だよりや堺市発行のリーフレット『アルコール依存症とは』を配布し、酒害の恐ろしさや偏見を無くすことをアピールしました。その他としては酒害相談にも応じ、各断酒会で協力し仲間の力強さを大いに発揮することができました。 断酒会の参加者(家族を含む)は、45名でした。パッチテスト実施は、1269名でした。来年度もアピール活動に参加し断酒会活動の意義を考えて行動しましょう。
飲酒撲滅キャンペーン3年目になります。堺市断酒連合会は11月2日に鳳ウイングス前(鳳、東、深井、美原断酒会)、泉ヶ丘駅付近(泉北、宿院、金岡断酒会)の2ヶ所において、それぞれ15名ずつの会員・家族が参加し、ティッシュ配り、ビラ配り等を実施しました。ティッシュ・ビラは、例年より多く用意しましたが、手応えは良く大体の方が受け取って下さいました「ご苦労様」「ありがとう」と一声かけて下さる方や、受け取ったビラをその場で開き見て下さった方もおり、我々としてもやりがいを感じました。また飲酒運転による事故の悲惨さや周りへの影響アルコールの異常摂取がもたらす心身への害などのアナウンスにも耳を傾けて聴いて下さった方もあり、有難いことだと感じました。アルコール依存症に対する偏見については、世間から消えてはいないと思いますが、その反面誰にも苦しみを打ち明けられず、人知れず泣いている酒害者や家族も多いと思います。酒害啓発活動を通じて一人でも多く酒害から助かる道を選んでいただければと思います。とにかく、最初の一滴が本人や周りの運命を変え、最後は命を取られるアルコール依存症は恐ろしい病気です。断酒会で救われ生かされている事実を改めて感じた一日でした。貴重な体験をさせていただいたことを感謝しています。
去る10月2日(日)に、堺市総合福祉会館4階第3会議室に於いて、堺市断酒連合会一日勉強会を開催しました。午前の講義の講師は、行政より福島様と堅田英雄氏にお願いしました。行政関係の立場でのF様のお話では、昭和49年に3名の相談員を保健所に配置したことや、断酒会・酒害相談にご尽力をされた中で、以前から保健所(行政)ではどうにもならない、特に家族からの相談が多く、お手上げ状態だったとのことでした。この時から、医療・行政・断酒会が一体となり例会を開催し、酒害相談や断酒さかいの発行など、現在の断酒会が存在するようになった歴史を語られました。次に、堺市宿院断酒会のK氏が、断酒会の歩みをご本人の体験談を交えて講義をされました。改めて例会出席・一日断酒の重要性を確認することが出来ました。その他には、現在のフェニックス会と行政・医療とのかかわりを再確認することができ、充実した勉強会となりました。 午後からは、各断酒会の代表が『入りやすく去りがたい断酒会』を目指して、現状と問題点等を報告しあい、日々努力されていることを発表しました。 最後は、参加者名(家族3名を含む)が、自由形式で討論して、有意義なものとなりました。今後も機会を作り、勉強会を行って行きたいと思います。
全国(静岡)大会は、10月23日に静岡県の『グランシップ』にて開催されました。堺市断酒連合会の家族は、前日より静岡入りし、家族の分科会に参加しました。また、前日出発の夜行バスをチャーターし30名強の会員が当日朝駆けつけました。 会場は、たくさんの断酒会関係者で埋まり、朋友との再会を喜び合うシーンが多く見うけられました。体験談発表は、沖縄・愛媛・茨城・奈良・静岡のご代表が語り、普段聴く事ができない貴重な体験談でした。記念講演は、24歳の「紙芝居を通して世界平和を訴える僧侶佐治妙心(A)氏」が、『桜の花びらに祈りのこころ』をテーマに話されました。講演の中で、『感謝の対極は何か解りますか?』と問いかけられ、『感謝の対極は、「当たり前」です』と説明されました。普段の生活の中で『当たり前』のことなどないということを気づかせてくださいました。バスの出発時間の関係で、最後まで参加することができませんでしたが、充実した全国大会参加となりました。
全9月4日(日)泉ヶ丘ビッグアイにて「第38回近畿ブロック(大阪)大会」が開催されました。数日前から、過去に類を見ないくらい速度の遅い台風12号が西日本を直撃し、今大会も開催が危ぶまれ関係者をやきもきさせると共に、被災地域の方々を心配する日々でしたが、あいにく大会当日は台風一過の晴天とはなりませんでしたが、何とか開催する事ができました。全国各地から千名を超える仲間が集まり、特に中国・四国地方の方々は、台風の被害を受けながらも前日の早い時間に出発し駆けつけてくださった方も多くいらっしゃいましたそういう意味でも、心に残る大会となりました。ビッグアイは堺市泉北断酒会の地元であるという事もあり、浦実行委員を中心に案内係りを務めさせて頂きました。午前の部の断酒宣誓では、金岡のYさんが断酒の誓い、泉北のOさんご夫妻がそれぞれ心の誓いと家族の誓いを行いました。主催者挨拶で、公益社団法人全日本断酒連盟の新理事長・N氏が、断酒会・医療・行政のおかげで今の自分がある、その事に感謝したいと挨拶しました。後半の部では新阿武山クリニックのN先生の講演が行われました。N先生は全断連の顧問をされていて、当日のテーマは「生きる力の創造実り多い断酒新生」でした。その中で、「アルコール依存症の回復は断酒の年数ではなくアルコールを断つことを軸にした人間成長のプロセスであり、バランスのとれた新しい生き方が出来るようになること」とお話をされました。このバランスのとれた新しい生き方こそが断酒新生であり人間としての成熟を目指すものと言え、“身体的・精神的・社会的バランス”のとれた生活が断酒の目標であるとおっしゃられた事が印象的でした。静岡県断酒会の皆様からは全国(静岡)大会のアピールも行われました。皆様、お疲れ様でした。
去る9月15日、堺市断酒連合会は西区の民生委員・児童委員会の会長会議に出席させてもらいました。以前に堺市鳳断酒会の例会には、民生委員の方々が参加していただいたことがあり、堺市鳳断酒会ではさらなる協力を願って、民生委員会への出席を要望していました。保健センターの協力で、今回実現しました会合の始まる前の十分間をいただき、『アルコール依存症の概要と断酒会活動』の説明を資料も交えてさせていただきました。その後質疑応答があり、最後に会長さんから、「まだ、鳳の断酒会の例会に参加されていない方は、必ず一度参加してください。赤裸々で、貴重な体験談が聞けます」と結ばれました。 民生委員・児童委員会は、まさに、地域に密着した活動をしている組織です。鳳だけでなく、全ての断酒会で取組みを進めましょう。
去る9月10日は、自殺予防デーでした。堺市の精神福祉課は、地下鉄北花田駅の駅頭で宣伝活動をおこないました。断酒会も呼応して駆けつけ、5名が参加してビラとテイシュを配りました。折からの暑い日差しの中、通行人からは、「ごくろうさん!」「ありがとう!」の声もかかり、一時間の活動を終えました。今後も、行政と断酒会との共同行動を進めたいと考えています。
8月14日、堺市断酒連合会の一日研修会が、堺市総合福祉会館で開催されました。 研修会は、総合司会のY氏(金岡断酒会)多さと、遠くの朋友の参加など参加地域の広さは特筆すべきことだと思います。『酒とギャンブルに狂い、母に暴力を振っていた父。そんな父の葬式の日に涙は出なかった。子どもの頃の苦しい暗い思い、誰にも言えない許せない重い気持ちを抱えてきた。しかし、今は断酒会だけがそんな思いを語れる場所となっている。断酒会のお陰で今の生活がある』
会員・家族皆さんの研修会運営協力のお陰で無事実施することができました。深く感謝いたします。
<発表者のご紹介>
(前半の本人体験談) ■Iさん(堺市宿院断酒会) ■Hさん(愛知県知多中部断酒会) ■Yさん(兵庫県宝塚断酒会)
■Nさん(京都府断酒平安会) ■Mさん(枚方断酒会) ■Mさん(羽曳野市断酒会)
(前半のまとめ)□Y課長(金岡中央病院) □M先生(新生会病院)
(後半の家族体験談)☆Tさん(奈良市断酒会) ☆Mさん(茨木市断酒会) ☆Iさん(阪南新生断酒会)
☆Iさん(大阪市東住吉断酒会) ☆Tさん(大阪市平野断酒会) ☆Tさん(富田林断酒会)
(家族の部まとめ)□Y先生(新いずみ病院)
(後半の本人体験談)■Uさん(大阪市西成断酒会) ■Iさん(寝屋川市断酒会) ■Iさん(尼崎市断酒会)
■Kさん(大阪市阿倍野断酒会) ■Aさん(高石市断酒会)
(後半のまとめ)□K先生(金岡中央病院) 皆さんありがとうございました。
堺市断酒連合会 一日研修会参加者数
総参加者数405名
・朋友断酒会205名 ・医療関係者及び入院中の仲間 96名 ・フェニックス会5名 ・一般参加者9名 ・堺市断酒連合会 90名
11月5日(土)予定で、精神保健シンポジウムが、大阪精神保健福祉協議会の主催で開催されます。コーディネーターF氏(おおさかメンタルヘルスケア研究所代表理事)のもとに3人のシンポジストがテーマに沿ったアルコール問題について講演します。その一人に、堺市東断酒会のA氏が体験談を中心に『仕事とアルコール』について話す予定です。外に向けた断酒会の取組みの一環でもあり、府民への断酒会の取組みをお知らせする機会となります。会場は天王寺区の大阪府医師会館で、15時開始予定です。参加費無料ですが、当日の先着順で定員200名です。
8月14日(日)に、堺市断酒連合会の一日研修会が計画されています。この研修は平成5年に始まり、今年で19回目となります。堺の断酒会の先達が、苦労しながら続けてきた伝統のある研修会です。堺市断酒連合会の研修会は、近隣の朋友だけでなく、近畿を越えた朋友の参加があり、内容豊かな研修会です。毎日近くの例会があり、毎日でも例会参加ができる都市型の断酒会によくある「自分の断酒会だけの例会参加だけ」でなく、朋友の体験談を聴ける研修会への参加は大切です。生活条件や環境の違った仲間の体験談から学ぶことはとても貴重なことです。先輩の言葉の「例会参加は花に水をやること、でもそれだけでは花は美しく咲かない。研修会への参加は、大輪の断酒の花を咲かせるために、肥料(こやし)をやるようなものです」の意味をよく考えましょう。近年、連合会の会員家族の参加が減ってきています。完全な全員参加は無理としても、全員参加に近い状態を実現できるよう、各断酒会の努力に期待します。参加者を増やすために、参加費の半額を断酒会が負担するなどの工夫しているところもあります。高い交通費を使うことなく、朋友の体験談の聴ける堺市断酒連合会の一日研修会へ仲間を誘って参加しましょう!
全日本断酒連盟の会員は、全国的に減少傾向にあります。平成12年には約11,000人あった会員数は、昨年4月には9,000人強に減少しています。この状況を、今年発行された【躍進する全断連】の「巻頭言」「断酒会のチェンジをめざして」には、以下のように書いています。「草創期のように外に向かうよりも、その組織運営を維持することに追われまた、多くの仲間を得たことによる安堵感からか、その活動はすぐれて内向的傾向を示すようになっていった。外の動きより、中の和を保つことに目が向かて行ったのでしょう。周囲の状況に応じて、草創期の人たちが確立したパターンを変革【チェンジ】するような余裕も意思も生まれなかったのではないでしょうか」(中略)「周囲がどう変わろうと、断酒会の切り札は生涯治療であり、新しい生き方の獲得であると考えます。この切り札を地域との連携にどう生かすか、どう理論的に納得させられるかが問題です。『断酒会でどうしてアルコール依存症が回復するのですか』と聞かれて、『断酒会には、摩訶不思議な力があります』ではお話にならないでしょう。断酒会には、実践だけでなく、地域との相互理解のための理論武装が求められているのです。断酒会も学習しなければならないのです」そのために、堺市断酒連合会では10月2日(日)に総合福祉会館で、堺市断酒連合会の役員一日勉強会を計画しています。事務局で内容について考えていますが、希望する項目がありましたら事務局へご連絡ください。
左側:西地域(第2月曜日) 鳳・野田会館 6月13日(月)45名
右側:東地域(第3木曜日) 萩原会館 6月16日(木)62名
@ 昼例会の充実と拡大 A自殺問題 対策 B 去りがたい断酒会つくり
去る6月23日に堺市総合福祉会館に於いて堺市のアルコール関連団体四者による懇談会が開かれました。この懇談会は、平成5年に第1回が開催され、以降毎年開催し、今年で13回目の開催となりました。堺市断酒連合会が行政・医療・フェニックス会を招待し断酒会の現況を報告して各関係機関から断酒会への要請や助言を頂くと言う内容で実施されております。今年は、本庁精神保健課のU課長他1名、障害者支援課主幹N氏、堺市各区保健センターの相談員10名、金岡中央病院副院長K先生他職員2名、新生会病院医療部長M氏他職員2名、小杉クリニック職員1名、新いずみ病院職員2名、小杉記念病院職員1名、稲垣診療所職員1名、汐の宮温泉病院職員2名、就労継続支援B型事業所フェニックスのK理事長と職員2名、美原区こころの健康サポートセンター職員2名、断酒会会員16名・家族4名の参加でした。まず、最初に堺市断酒連合会N会長より現況の報告がありました。その中で特に、夜の例会に出席できない高齢者や女性の為に2ヶ所で昼例会を開催していますが、出席者が増加しており今後会場を増やす必要性がある事や、自殺問題にも積極的に取り組んでおり、行政とも連携を密にしている事、入会しやすく去りがたい断酒会つくりを課題としている事等々の報告がありました。また、家族会のAさんが大阪府断酒会家族会・堺市断酒連合会家族会のそれぞれの活動報告をしました。次に作業所からは、K理事長が就労継続支援B型事業所への移行及び新規事業所ワンディ開設の報告がありました。今後の課題としては、原点回帰(断酒例会への積極参加)、介護分野への進出等が報告されました。次に医療の立場から、K先生とM先生から断酒会と作業所への質問・要望等がありました。行政の立場から特に印象が強かったのが、3月に発生した東北地震の影響による節電対策に積極的に取り組む中、一部の管理者から夜間に行われている例会に対して、日中への時間の変更が可能かとの打診があったという発言でした。また、経費削減という観点から職員の残業問題に関しても指摘があったとのことです。今後、行政の方々も世代交代して行く中、さらに親密な関係を創造していく事の必要性を感じました。堺市断酒連合会は、先達の努力のおかげで、全国的にも類を見ない程行政との連携が密で、例えば会場が無料で提供されているという事を再度強く認識致しました。それらの事を決して 「当たり前」と思わず、常に感謝し続けるとともに、今後更に連携を密にし、発展させていかねばと強く感じました。
堺市断酒連合会は、5月26日に第32回通常総会を実施いたしました。平成22年度の活動報告と決算報告を承認し、平成23年度の活動計画と予算を満場一致で可決しました。同時に連合会新理事決定と新役員体制を発足させました。F氏は勇退し、堺市鳳断酒会のN氏が新連合会長に就任しました。新役員体制の任期は2年です。『断酒は仲間とともに』N会長と共に全員一致団結し、更なる酒害啓発活動を堺連合会組織で取り組みましょう。
(今年度主な堺連合行事) 毎月 堺連合理事会
6月 四者懇談会
8月 堺連合一日勉強会、 中区健康まつり
10月 ソフトボール大会
11月 断酒宣言の日、 堺連合勉強会、 西区健康まつり, 南区健康まつり, 北区健康まつり, 堺区健康まつり, 美原区健康まつり
1月 元旦互礼会
5月22日に開催された堺市の東区民健康の集い(東区民まつり)『酒害防止コーナー』に運営参加しました。保健センターとの協力取組みとして、平成四年より実施しています 「また雨か〜〜」そうです、なぜか毎年雨なのです。駅から遠い初芝体育館での開催なので、「お客さん来るかな〜〜?」朝からかなり不安です・・・。 いよいよ開始時間となりました。足元の悪い中、不安をよそにたくさんの来場者がありました。体育館入り口で、酒害啓発チラシを例年と同じく手配りしましたが、500部のチラシは「あっ」と言う間に無くなってしまいました。いつもながらすごいスタートダッシュです。東区民まつりの参加者は、約18000人で、うち4400人が体育館の健康のつどいに訪れました。今回も各コーナーを巡るスタンプラリーが行われ、酒害防止コーナーも一翼を担い、多数の方が訪れてくれました。(酒害防止コーナー訪問者数400名弱、パッチテスト受診者数約250名)会員・家族は、パッチテストや酒害相談、スタンプ押しなど大忙しでした。断酒会旗やのぼり、顔を見せてのチラシ配りで、今回も断酒会をアピールできたと思います。とても充実した取組みとなりました。今後も酒害啓発活動を通して、社会貢献できる断酒会を目指して行きます。
4月3日(日)に、堺市断酒連合会の合同例会が堺市総合福祉会館の大ホールにて開催されました。堺市鳳断酒会のT氏が、総合司会を務めました。開会のあいさつは、大阪府断酒会のN会長、堺市断酒連合会のF会長がされました。『断酒会会員から自殺者をだしたくない。そして断酒会には、自殺をくいとめる力がある』と話されました。断酒誓約は、断酒の誓いを堺市金岡断酒会のY氏、心の誓いを堺市泉北断酒会のS氏、家族の誓いを堺市泉北断酒会家族会のKさんがおこないました。体験談発表は、S氏(鳳)、N氏(宿院)、O氏(金岡)、Y氏(泉北)、Y氏(深井)、M氏(東)、O沢氏(美原)が発表しました。自らの自殺未遂や酒害が子どもや家族にどのような影響を与えたのか、その時自分は何を考えていたのかを包み隠さず赤裸々に語りました。会場の参加者から、共感の拍手が湧き上がりました。来賓挨拶では、行政や医療から断酒会への期待が述べられました。記念講演は、ひがし布施クリニック院長のT郎先生が話されました。家族会は、湯茶接待を中心とした合同例会運営サポートで奮闘していただきました。閉会の挨拶は、M副会長がおこないました。万歳三唱は、東日本大震災の被災者のご苦労を考え、実施しませんでした。皆さんの運営協力に深く感謝いたします。
堺ご存知の通り先般、大地震と大津波が東日本を襲いました。死者・行方不明者合わせ17,000人以上(3月下旬現在)と戦後最悪の被害をもたらしています。全国から、また世界から援助が始まり、少しずつ支援の人・物資は届き始めていますが、今なお極寒の中で被災者の方々は、親族・知人の安否を気遣いながら、不安の日々を過ごしておられます。現地に飛んで支援活動に加わることのできない私たちができることは、支援募金をすることです。堺市断酒連合会は、各例会場に募金箱を設置し、募金をすることとしました。期間は、9月末までとします。毎回例会に参加するたびに被災者への励ましとともに、自分の断酒継続を誓って、募金してください。朋友の方々にも呼びかけてください。
今年3月末に、全日本断酒連盟は、社団法人から公益社団法人への移行が確定することになりました。以前から、全日本断酒連盟は公益的要素を持った活動を展開してきましたが、法的移行により、その活動的内容をより明確にしてゆきます。前号でもお知らせしましたが、『躍進する全断連』『かがり火』でも、具体的活動の変化・移行が求められています。堺市断酒連合会ではその活動の一環として外に向かって、断酒会の存在をアピールし、酒害の恐ろしさを訴えてきました。今後もさらに外に向かって、アルコール依存症が誰でもなる病気であり、その回復には、市民の理解と支えがなければならないこと。相談機関としての保健センター、治療機関としての専門病院、回復機関としての断酒会があること。さらには、未成年の飲酒の危険性、大人の危険な飲酒などを、市民に訴えていくことが大切です。また同時に、自助集団としての断酒会がその機能を十分に発揮できるよう、日々の例会のあり方を研究し、酒害者にとって、所属しやすい断酒会であるよう改善し、「入りやすく、止めがたい断酒会」にしてゆきましよう。
平成22年度からの3年間全断連主催事業の共通活動テーマ
1.自殺予防対策とアルコール問題 〜 地域社会との連携をめざして
2.偏見の解消 〜 依存症からの回復を妨げる偏見をなくすために
【精神保健福祉功労賞】
堺市主催の『ストレスとこころの風邪ひき』で、精神保健福祉功労賞を受賞する堺市宿院断酒会のT氏